どれ味 | 今宵の勝負レストラン

今宵の勝負レストラン

東京限定!ちょっとエッチな大人のレストランを紹介します。




どれ味
ジャンル:お好み焼き
予算@¥2,000~¥3,000

勝負で一番格好悪いのは、粘って粘って泣きおとすというやり方だ。「お願い、今日だけでいいからさ」、こんなねばっこいスタイルでは少し手ごわい相手には通用しない。これを読んで当てはまったくされ納豆勝負師は、ここへ行ってヌメりを落とせ!
ここのお好み焼の生地は最高の素材から作られ絶妙の食感を生んでいる。ベースは千葉の佐倉から仕入れた大和いもとダシのみ。ドロリとなめらかな大和いもは具のうまみをじんわり包み込むため、ベタベタ感は無く表面はカリッと香ばしく焼き上がり、口にふくむとふわっととろける美味しさだ。この店の定番は、【どれ味天】か、卵を2個使用したつるりとした食感が魅力の【サラダ焼】だが、どうせなら【空飛ぶお好み焼き】を頼むのが面白い。最初は丸くてふんわりとしたお好み焼きを作ってくれるのだが、それをどんどん一口サイズに小さく切っていき、しばらくすると一口サイズに切り分けられたお好み焼きが鉄板全体に敷き詰められていく。最後に店員がおもむろにマヨネーズの容器を持って立ち上がると、ピュ-ッと遠くの方からふりかけ始めるのだが、その様子がこの名前の由来だ。まあパフォーマンスとしては楽しめるだろう。
小生はいつも飛び散ったマヨネーズが彼女にかからないかどうかが不安なのだが、仮にかかったとしても、そこから下ネタを間髪入れず連想するようなギトギトな勝負師には頼んでほしくない一品だ。この店の生地のように、さっぱりとして歯切れのいい勝負を挑みたい。(鱈)