Fish Bank TOKYO
ジャンル：シーフードフレンチ
予算：￥13,000～￥15,000
本日は勝負師の血が一年で最も疼くクリスマス。全国の猛者どもが女神のハートを射抜くため、数ヶ月前から温めた計画を実行に移すＸデーだ。だからこそその日のレストラン選びには慎重になるが、今宵は料理・空間・サービスともに高いレベルの勝負店を紹介したい。
汐留シティセンター41階という絶好のロケーションにあるのが、極上のシーフードを提供する『Fish Bank TOKYO』。エレベーターを上がり41Fのフロアに着くと、グランドピアノやゆったり座れるソファーが置いてあるロビーになっていて、さながらホテルのロビーの様。さらに入り口を入っていくと左右の壁には水が流れていて、左が併設するバー『MAJESTIC』、右が『Fish Bank TOKYO』になる。２層吹き抜けの高い天井にシャンデリアが設置されているティンバーホール、オープンキッチンと東京湾を見渡す絶景に挟まれたブリックスダイニングで味わうのは、世界中から精選された魚貝類を駆使する『グローバルフレンチ』。90年代にカリフォルニアキュイジーヌの名店『ウルフギャング・パックカフェ』の系列店で修行した料理長が、世界各地で産まれたフレンチの長所を選りすぐり、海の幸をふんだんに使った新たなスタイルを考案。タスマニア産の生牡蠣をはじめとする貝類や新鮮なロブスターなど素材は抜群。個人的には『ロブスターチャウダー』『本マグロのグリル・フォアグラとロブスタークロウ・ヴィンテージバルサミコソース』がお奨めだ。しかしアラカルトで注文すると少々値がはるので、この店もやはりコースを注文するのがいいかもしれない。ガラスに囲まれた巨大なワインセラーには2,000本を越えるワインがあり、それぞれの魚介類に合ったものが楽しめる。
この記事を見ている頃に慌てても既に遅く、大抵のレストランはほぼ満席だ。だからと言って諦めてはいけない。今宵の君はラブテロリストだ。手段を問わず、自信の信念を貫け。恋の神様はきっと見放さないはずだ。（鱈）