DONS de la NATURE | 今宵の勝負レストラン

今宵の勝負レストラン

東京限定!ちょっとエッチな大人のレストランを紹介します。




DONS de la NATURE(ドン・ナチュール)

ジャンル:ステーキ
予算@¥30,000~¥40,000
女子大生はちょっとお洒落なダイニングに連れて行けばごまかせる。OLさんになると多少アッパーなリストランテに行けば大抵勝てる。しかしさらにワンランク上の女性を口説くとなるとレストラン選びも慎重になってくる。その中でも難しいのが銀座の高級クラブの綺麗な女性を口説く場合だ。なぜなら彼女たちは、常に客に一流の店に連れて行ってもらっているからだ。しかしそんな女性に勝つことは、いかれた勝負師にとって至上命題でもある。そんな【黒革の手帳】ばりに勝負界で成り上がりたいというYAZAWAな勝負師はここに直行だ!
今年3月、銀座中央通りに隠れた名店とよぶにふさわしいこの店はオープンした。目立った看板はないが、スタッフは以前このブログで掲載したステーキの名店【あら皮】の出身だ。ここでは鉄板は使わず、紀州備長炭の炉窯で肉を焼く。肉は3歳の処女黒毛和牛で、2週間熟成させ食べ頃を迎えたものだけを焼くというこだわり。味付けは【あら皮】と同じく塩・胡椒のみ。炉窯で焼くから余計な脂が落ち、燻製効果で香ばしい風味が加わるそうだ。この店のステーキはとにかく厚い。表面は薄くさっくりとしているが、中はスポンジケーキのような柔らかさだ。カットしても余分な脂や肉汁が出ないのは、肉の絶妙な熟成具合と焼き方のためか、噛んではじめて肉汁が溢れてきて、肉本来の旨味が堪能できる。アラカルトも工夫されているし、ワインも上質。また料理をテーブルに運んでくる際のスタッフのプレゼンテーションも見ごたえがある。【あら皮】の良い部分をしっかりと受け継ぎつつ、新しい試みも欠かさない。決して安いとは言えないが、それでも【あら皮】よりも値段設定が多少低いところも勝負師にとっては嬉しい。小生は日本中のいろんなステーキを食べ歩いたが、ここはまさしく日本でも5本の指に入る名店だ。
どんなに上質な霜降り肉にも食べ頃があり、それを逃せばせっかくの肉も台無しだ。大事なのはタイミング。それは勝負も同じ。口説くと決めた時から右、右、左とジャブを打ち、時にはサプライズとしての左フックと思わせぶりな右アッパー。そして決戦日はこの店で、渾身の力をこめた右ストレートでKOだ!そして最後は『I Love You OK!』で締めくくれ!(鱈)