DAZZLE(ダズル) | 今宵の勝負レストラン

今宵の勝負レストラン

東京限定!ちょっとエッチな大人のレストランを紹介します。



DAZZLE(ダズル)
ジャンル:コンテンポラリーキュイジーヌ
予算@¥12,000~¥20,000


 ゴットハンドと言えば、86年W杯イングランド戦のマラドーナ、極真空手の祖である故大山倍達などが挙げられる。彼らは伝説を作り続け、その業界で実際に神の様に崇められている。勝負の世界もまた伝説を数多く持つものがいる。石田○一、羽○研二などはその代表である。彼らに少しでも近づきたい、何かを盗みたいと言う勝負師はここへ行け!


 日本のレストランサービス業界のゴットが新しい店を作った。大統領にサービスした男、サービスの神様と言われる男の店である。彼はローリング・ストーンズのミック・ジャガーを接客した経験もあるという。
 その彼が銀座のMIKIMOTOビル最上階2フロアのお店を出した。白い椅子に、濃いめの赤のテーブルクロスを合わせたインテリアの色調も、ファインダイニングの趣がある。照明はシャンデリアを吊らず、天井からスワロフスキーのクリスタルを使った照明を、160本吊り下げている。夜もふけてくると、幻想的な雰囲気が醸し出される。また、「ワインタワー」と呼ばれる、天井まで達する日本最大級のワインセラーは、船の舳先のような形で、ダイニングにせり出しており、迫力がある。2000本以上のワインを収納しているが、その最上部には、1本100万円を超える、超高級「ロマネコンティ」もある。ソムリエやワインの知識を持ったマネージャークラスのスタッフも常駐しており、ワインで遊ぶ店でもある。味、好み、シチュエーションで、ワインを選んでくれる。料理も、国籍や調理法にこだわらない「コンテンポラリー」がテーマで、「古き良きものに日々生きた感性を交えた料理とサービスを用意する」と述べている。


 レストランブームがすっかり落ち着いている中で、ここまで派手なレストランを銀座に作るのはよほど自信があるように感じる。数年後にははっきり答えが出るだろう。勝負師としては、安心して勝負できる店の一つである。(桜)