夜上海（イェシャンハイ）
ジャンル：中華
予算＠￥9,000～￥12,000
小泉首相の靖国神社参拝、東シナ海のガス田開発協議など日中関係は冷え込んでいるが、だからといって我々までが勝負の世界に政治問題を持ち込んではいけない。我々は小泉チルドレンでもなければストリートチルドレンでもない。俺達は恋愛勝負チルドレンなんだという精神年齢がチルドレン並の勝負師はここで日中の架け橋となれ！
10年前、香港の『パシフィック・プレイス』内にオープンしたのを皮切りに、『マルコ・ポーロ・ホテル香港』や上海に店を構える『夜上海』。高級店は数あれど、洗練されたデザイン空間とモダンにアレンジされた本格上海料理を庶民が日常的に楽しめる価格設定の店が少なかったことから、香港の人を魅了し、一躍予約のとれない店になった。その海外１号店がここだ。1930年代の古き良き上海をイメージしたノスタルジックな雰囲気をかもしながらもスタイリッシュにデザインされたインテリア。ゆったりとした個室も５つある。料理はすべて本店と同メニューで、伝統的技法や調味料を使いながらもライトであり、一皿のポーションも少なめで二人で色々な料理を楽しめる。料理のメニューは160種類以上。どれを選ぼうか悩んでしまうくらいの数だ。ランチ、ディナーともにコースもあり、ランチは５品1600円のセットコースから5000円まで。ディナーは6000円・8000円・12000円・18000円の４種類、それぞれ冷菜から甜品まで10～12皿で構成されていて、ボリューミーなコースとなっている。この季節に行くならばやはり今が旬の『上海蟹』がお薦めだ。『上海蟹』のアラカルトだけでなく、コースもあるのでここぞという時にはぜひチョイスしてもらいたい。全体的にヘルシーでさっぱりとした口当たりの良い料理ばかりなので、女性にも喜ばれるはずだ。
冒頭にも述べたように、日中間には問題が山積している。しかし外交は八方ふさがりでも、己の外交はうまく乗り切りたい。だからこそ確かに歴史問題も大事だが、ここでは過去よりもウハウハな未来を描いて勝負すべし。（鱈）