ロオジエ | 今宵の勝負レストラン

今宵の勝負レストラン

東京限定!ちょっとエッチな大人のレストランを紹介します。





ロオジエ
ジャンル:フレンチ
予算@¥25,000~35,000

男女の勝負において日本で最大の激戦区は銀座だ。銀座を散歩する事を【銀ブラ】というが、勝負界においては銀座での勝負を【銀バトル】と言うくらい、毎夜激しい戦いの火蓋が切られている。それはレストランも同じ。日本で高級フレンチの最大激戦区【銀座】。その銀座でも名実ともにナンバーワンとの呼び声が高いお店がここだ。
高級ブティックが軒を連ねる並木通りに建つ【ロオジエ】。オープンの1986年以来、銀座の顔として数々の美食家たちの舌をうならせてきた。レセプションとウェイティングスペースのある1階からは、クラシックなエレベーターか螺旋階段で2階のメインダイニングへ上がるのだが、階段の壁側をユニークな熱ガラスが彩る。アールデコ調の家具で統一された店内の扉・絨毯・ダイニングテーブルなどは、多少時代を感じさせるが、それがまたこの店の伝統の魅力だ。ホスピタリティ面では、40席ほどの小さな空間にスタッフが総勢45名というのだから、最高レベルのもてなしが可能なのも納得する。フランス料理は元来クラシックなものだが、新旧の概念を越えてエレガントでモダンなスタイルを重視するというコンセプトが料理にも貫かれていて、一品一品丹念に手が加えられた料理は、まさに記憶に残る逸品ばかり。例えば最高級のフォアグラを敢えて伝統の調理法でなく、独自の調理法で素材の本来の風味を活かすやり方には驚愕する。しかし、かつてフランス国家最優秀料理人賞を受賞し、オープン以来この店の総料理長を務めてきたジャック・ボリー氏が先月惜しまれつつ退任した。後任はボリ-氏自身が世界中のシェフから長期間吟味を重ね選んだメナール氏。秋からいよいよ彼のメニューが【ロオジエ】に登場する。
『レストランはシェフで決まる』と言われるが、まさに【ロオジエ】は新たなスタートを切ろうとしている。だからこそこの店に連れて行く女性は特別な人にしてほしい。例えば、一度別れてしまったが、互いにずっと忘れられなかった唯一無二の相手。生まれ変わろうとしている【ロオジエ】で、2人の関係も新たなスタートを切ってほしい。(鱈)