ジャンル：和食
予算＠￥2,000～￥3,000
低予算で勝負、意表をついた勝負ならココ。創業は徳川11代将軍の享和元年、どじょう一筋200年の老舗だ。下町の老舗にありがちな、頑固親父が仕切る職人気質の店かと思いきや、老舗には珍しくサイトにも力を入れたり、渋谷109の隣やホノルルに支店を持つというハイカラさを持ち合わせているのがにくい。六代目店主の時代への適応力には感服せざるを得ない。このような老舗が勝ち残っていくのだろう。そんなお店にあやかって、ぜひともここは勝ちにこだわりたい。おすすめはやはり浅草にある本店。ここでは「粋」な勝負をしかけたい。1階の木目張りの広間であぐらをかいて熱々のどぜうを頬張り、あまり噛まずに一気に流し込む。「美味しいね」ではなく、「なんてうめんだ、ちくしょう！」とエセ江戸っ子気質を見せてみよう。いつもとは違う店の雰囲気、料理の趣向、そして目の前の彼。舞台としては十分。きしくも5月20日～22日は三社祭。下町に行く口実も作りやすいはずだから、果敢に挑戦してほしい。とはいえ、やっぱり『どぜう』はクセがある食材。事前の好き嫌いのリサーチは怠らないように気をつけたい！（鱈）